n番煎じの話をしよう

思いついたことをしゃべる

君たちはHappinessを知っているか

 

知っているだろうか。

Happinessというのは2007年9月5日に発売された嵐の20枚目となるシングル曲であり、ドラマ「山田太郎ものがたり」の主題歌にもなった曲である。

 

あの爆発的にヒットしたLove so sweetのリリースから約半年後に出たこの曲、「小学校の時聴いたわ〜」や「高校生の時流行ってたな〜」という人は数多くいると思う。

同世代トークの主軸にもなれるこの曲。

でも本当にみんなこの曲の良さを知っているのだろうか?

 

まずHappinessってどんな曲?

このように聞いてみれば決まって「明るい曲」「楽しい曲」等と返ってくる。大正解。

Happinessは明るいし楽しい、ライブで歌えば大盛り上がりだしMVも信じられないくらい可愛い。(MVは嵐公式YouTubeチャンネルに上がっているので是非見てほしい)

振り付けも可愛くてキャッチーなので学校の体育の授業で踊った人もいるかもしれない。嵐ファンは複数人でプリ行ったとき最後の腕連結させるポーズで撮ったことあるでしょ?(ド偏見)

 

でも私は!!Happinessは明るくて楽しい曲であると同時に!!!!!

なんかうまく言えないけど泣けてくる曲

だと思っているのだ!!!!!!!!!!(クソデカ大声)

(ブログ書こうとしてるのに「なんかうまく言えない」でいいの?)

 

Happinessといえばサビの「走り出せ〜」が特徴的だがこの曲の良い所はサビだけではない。

歌詞を初めから見てみると、最初の「Yeah Yeah Yeah〜」の次が

向かい風の中で 嘆いてるよりも
上手く行く事を想像すれば いつの日か変わる時がくる  

なのである。そしてその次が

夢中で生きてたら 何気ないことで
愛が傷ついて ためらいながら 何度も立ち上がるよ

なのである。

 

前向きなメッセージの前に後ろ向きな言葉が付いているのだ。

よくある表現方法じゃない?とも思うかもしれないがHappinessはサビ以外この法則が徹底されている。

分かりやすくするために少し画像にしてみた。

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これが1番のサビ前。比較的後ろ向きな歌詞を青色に、前向きな歌詞を赤色にしてみた。

するとが繰り返されているのだ。

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そしてこれが2番のサビ前。これまたの繰り返しになっている。

 

んなの知ってたよ!!って人。

言わないで!!!!!!!!!!!!!

 

でもこの法則のおかげで聞き手は上手いこと自分の過去を思い出したり、辛かったこと、大変だったことを思い出すのだ。

そうすると悩む間もなく嵐が励ましてくれる!辛かった思い出を昇華して尚且つ背中を押してくれる!

そしてサビに突入し皆で走り出すのだ。最高。

 

まあこんな法則を知ってようと知ってなかろうとHappinessは良い曲なのである。

正直Happinessは小学生の頃まではただただ楽しい曲で嵐が可愛くカッコよく歌うものだったのだが中学卒業の時に気づいてしまった。

Happinessは成長してからの方が500万倍刺さると!!

 

小中と友達と嵐のライブDVDを見ていて、セトリにHappinessが入っていようもんなら迷わずペンラを振りながら歌い出していたものだが、ある程度成長して1人でHappinessをイヤホンで聴きながら帰りのバスに乗っていた時どうしようもなく泣きたくなってしまった。

別にHappinessが主題歌となった山田太郎ものがたりのように学校生活はキラキラしていた訳ではなかったし特にこれといったイベントも起きなかった身だが、何故か自分に当て嵌めて泣けてきてしまった。

 

 

私は今子供なんだか大人なんだかよく分からない時期に突入しているが、Happinessの歌詞の意味がやっと分かるようになるくらいには成長したと思う。

小学生時代にただ楽しく友達と騒ぐ歌だったHappinessは中高で何だか自分に刺さるようになり(ということは自分もそれなりに青春をすごしていたということだろうか)、人生における学生生活もそろそろクライマックスを迎えようとしている今、楽しさと切なさは表裏一体だということに気づいた。

 

大人になったらどんな曲になるのだろうか。