n番煎じの話をしよう

思いついたことをしゃべる

推しが結婚した

した。

 

なんならこの一文でこのブログは終わってもいいんだけど何かもう感情が凄いことになったので覚え書き的にここに残しておくことにする。

ここから先に書くのは決して担降りブログでは無い「結婚しちゃった〜〜!!嫌だ〜〜〜!!!」という文章でもないことを先ず。

 

 

あまりにも突然だったが、推しが結婚した。

大学の授業が終わり友達とLINEをしていた普段と何のかわりもない平日の夕方をダラダラ、それはもうダラダラと過していた所に母からLINEが一言。

「ニュース見た?」

確信した。あ、推し結婚したなって。

特に何の前触れもなかったし(知らなかっただけかもしれないが)いわゆる報道的なのも無かったはずなので結構マジで突然だった。

とにかく本人からの発表を見ようとファンクラブのサイトを開こうとしたがサーバーダウン。ですよね。

 

とにかくTwitterを開きTLで驚きを隠せない仲間たちを見て「本当なんだ…」とじわじわ実感し始める。

実感し始めて、止まった。

Twitterのトレンドに乗る「結婚発表」の文字、ファンクラブから届いたメール、時間を空けて何とか見れた本人の結婚発表の文章、全て見た。

もう正直この気持ちがなんなのかよく分からない。

私は以前から家族との会話で「推しが結婚したらやっぱ悲しいもんなの?」と聞かれれば「特に…」と返す人間だったので推しが結婚したら自分がどう反応するのかは割と予想出来ていたはずだった。

結果、あまりにも予想通りだったのだ。

まず来たのは衝撃。さすがに「エ!?!!!?!?」とはなった。

次に来たのは……何も無かった。

悲しいとか寂しいとか結婚なんてしないで欲しかったみたいな感情がまるで湧かなかった。

おそらくどの界隈のファンにも存在すると思うが、「結婚するとかショックだし嫌だし寝込む」勢がいる。分からんでもない。

それが負の感情なのかは微妙なところだし持つ感想はそれぞれなので正解はない。

ただこの感じ、何なんだろうか。

衝撃は受けたしビックリしてるし混乱もしたけど今この感情を表す日本語が見つからない。

別に「推し結婚したけど特に何も思わんwwww感情無いかもしれんwwwwwww」とイキり中学生みたいなことが言いたい訳では無い。

「結婚おめでとう」「幸せになってくれ」「外部からやいのやいの言われませんように…」の3つと、衝撃と混乱が同在する脳、だいぶハチャメチャだ。盆と正月がいっぺんに来たまま異世界転生でもすればこんな気持ちになるだろうか。

 

脳内がごちゃごちゃしたまま気づいたら夜の7時だったので夕食にすることにした。そうだ、今日は7時から見たい生配信があったんだ、と慌ててパスタを茹で始める。

賞味期限が切れたパスタソースがあったのでそれを使ってペペロンチーノにした。

私が成人していたら間違いなく酒を飲んでいるであろうシチュエーションだが、残念ながら未成年なのでレモネードの原液を炭酸で割って飲んだ。図らずとも欠陥品揃いの夕食になったので少し笑った。

ここまで揃えば多少センチメンタルな気持ちにでもなるだろうかと思ったがそうでもなかった。生配信面白かったし。

 

夕食を食べリア友からの「生きてる〜?笑」といった旨の(毎回恒例の)LINEを確認し、確認しただけで返信は翌日に回すことにした。気の利いた返しが思いつかなかったからだ。

生存確認LINEもこれで最後になるのかな…と我ながらよく分からないポイントで感傷に浸った。

 

翌朝起きてTwitterを確認しまだトレンドに結婚発表関連のワードが残っているのを見て「ほぇ〜〜」と他人事のように感心する。影響力が凄い。

そこからは普通に授業を受け、リア友にLINEを返し、夕方になったので買い物に出かけた。

スーパーに行く直前によったコンビニの入口すぐに新聞が置いてあるコーナーがある。スポーツ紙だろうか、一面にでかでかと乗る推したちの結婚発表の記事が目に入った。

入口がつかえたら困るので立ち止まらなかったがそこで初めて実感した。

ああ、推し、結婚したんだな。

 

ここまでエッセイじみた文章を書いている時点で何らかの感情が浮かんでいるのは間違いないのだがそれが何なのか分からない。一周まわって安心なのかもしれない、とふと思った。

 

 

 

 

 

衝撃こそ受けたが喜ばしいニュースだし心の底から幸せになって欲しいと思う。推し、どうかお幸せに。